日本中で多くの人に愛飲されている焙じ茶(ほうじ茶)。はたして飲むことでダイエットに役立つのでしょうか?

同じ日本で昔から飲まれているお茶の緑茶はさまざまな健康効果が話題になり、糖の吸収を妨げる働きや、コレステロール値・中性脂肪を下げるとしてダイエットにも有効ですが、ほうじ茶を飲んで痩せたとかあまり聞いたことがないですよね。

ほうじ茶の成分としては緑茶と同じく、茶カテキンが含まれていますから、糖、脂肪の吸収を抑えるなどの働きはあるとも言えなくもないのですが、その含まれている量がとっても少ないのです。

カテキン(茶カテキン)はポリフェノールの一種でこれが脂肪を減らすという事で、ダイエットできるお茶が多く販売されています。そのカテキンが少なくなってしまっているほうじ茶は痩せる効果はあまりないといっていいでしょう。お茶を飲んで痩せたいなら、ほうじ茶以外のダイエット向きのお茶を飲むほうが効率がいいですよ。

ほうじ茶はカフェイン少なめで体に優しい

緑茶と言っても煎茶、玉露などの種類がありますが一般的に良く飲まれている煎茶だとカフェインは14g(100g中)なのですが、ほうじ茶は3gと煎茶に比べると約1/5しか含まれていません。

これはほうじ茶が香ばしくなるまで炒られているためにカフェインが減少しているためです。ほうじ茶は緑色ではありませんが緑茶に分類されます。煎茶、番茶、茎茶などと同じ茶葉ですがそれを炒ることで独特の臭いと渋みのない優しい味わになります。

熱を加えて焙じる間に緑茶の渋さであるタンニンが減ってしまうからで、同時にカフェインも減少するのでカフェインが苦手だったり、避けたい体質の方や子供、妊婦さんにも飲みやすいお茶となっています。病院、医療機関で出されるお茶は焙じ茶が多いのは体に優しいからなんですね。
カフェイン含有量の比較

  • ほうじ茶  0.02%
  • 煎茶  0.02%
  • 番茶  0.01%
  • 玉露  0.16%

ダイエット中のリラックスに最適

どちらかと言えばダイエットにはおすすめできるほどの成分が含まれているとは言い難いほうじ茶ですが、その独自の香りがストレス解消、リラックス効果が高く注目されています。

緑茶のリラックス効果としてはテアニンという成分が有効なのですが、ほうじ茶の場合はこのテアニンも焙じることで減少してしまいます。

その代わりに焙じることで生まれる香ばしい香りにピラジンという成分が含まれていて、この香りを嗅ぐとα波が増えることが大学の研究で確認されています。ピラジンは鎮静効果、イライラ解消にも効果が期待できる成分です。

痩せるためには直性効果が期待できませんが、ダイエット中にストレスがたまってなんだかイライラしてしまう時には焙じ茶でリラックスするのもダイエット成功へきっと役立ってくれますよ。

ほうじ茶にビタミンが多いというのは嘘?!

ダイエットにはさほど効果がないほうじ茶ですが、美容への効果はどうなのでしょうか?「ほうじ茶」という言葉を検索するとキュレーションサイトや女性のための美容おしゃれブログなどがたくさんヒットします。

その内容は「ほうじ茶にはビタミンCが豊富で熱にも強いので最高!」とべた褒めです。しかし、調べてみるとほうじ茶にはビタミンCがほんの微量しか含まれていないのです。

ほうじ茶の茶葉はもともとは緑茶と同じなので煎茶、玉露と同じくビタミンCが多いと勘違いした人が間違えて書いてしまいそれが広まっているようです。こういった偽情報には注意しないといけませんね。

美肌に効果が期待できるビタミンも少ないほうじ茶ですが、カフェインも少なく体に優しいストレス解消になるお茶なので疲れを癒したいときに活用していきたいものですね。

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