いやなマリオネットラインを消す方法ってないの？

年齢を重ねるごとに徐々に目立つようになってくるほうれい線ですが、それ以外にも目立つシワにマリオネットラインと呼ばれる口の両側から顎に向かって下がるように伸びるものがあります。

腹話術師の扱うあやつり人形のように口の両側からそんな線が見えているとおばあちゃんと言う感じがしてイヤですよね。

でき始めのころは、シワというよりも頬がちょっと乗っかっている状態に近くて、正面から見ると見えにくいので発見が遅れてしまうことも多いんです。気づいたときにはしっかり暗い影ができているなんてツライですね。

マリオネットラインが出てくるのは真皮のハリが失われ、顔の皮膚・脂肪の重さに耐えられずたるみが出ることが原因と言われています。このシワがあるだけで何歳も、時には十数歳も老けて見られてしまうのです。

また、あまり笑うことがない人や噛み合わせが悪い人など口の周りや顎の筋肉をあまり使うことのない方もなりやすいと言われています。特に噛み合せの悪さは無意識なことも多く、意識しないと気付きにくいこともあるでしょう。

最近ほうれい線が目立ってきた人はマリオネットラインにも警戒した方が良いかも知れません。目立ってくる前に対策を立てましょう。

リンパマッサージで老廃物を流し、血行を良くすることですでにマリオネットラインが出ている場合でも目立たなくすることができますがマッサージは擦らないようにすることが重要です。皮膚を擦って伸ばすような動作をすると小じわ、たるみが悪化してしまいます。

まず第一に、何よりも肌の乾燥を防ぎ、保湿することで肌のハリを持たせることでたるみを防ぐことを行いましょう。手順でいうと・・・

流れでいうとこんな感じです。

いつもの化粧品でケアをする前に、洗顔前は蒸しタオルやスチーマーで顔の毛穴を開きましょう。

その後に冷水に少しだけ顔をつけることで血行促進となりいつもよりも化粧水や美容液、オールインワンの浸透力が上がり、保湿力も上がります。保湿力が上がることで顔の皮膚を守るバリアが強まり、肌のハリが戻りたるみが解消されていきます。

化粧品も年齢に合わせて乾燥が強いと感じる場合はセラミド配合のものに変えると、水分が不足した肌の保湿力をアップさせることができます。

年齢によって適切な化粧品も変わってくるので、スキンケア方法を変えても効果がない場合は化粧品を変更することも考えましょう。

後述する美顔器を使えばこの工程は手動で行う必要はないかもしれませんが、美顔器がいるほどでもない、予防的にマリオネットラインのケアをしたいなら、頬、口元に指先でやさしく刺激を与えて血行を良くしていきましょう。

マリオネットラインの原因の1つにほほの肉が重いということも挙げられます。肌にハリが不足してきてコラーゲンなどで支えられてきたものがだんだんと垂れ下がって顔の下に溜まってしまうために、顔に脂肪がつきやすい肥満体型の方はマリオネットラインが早くから出現しやすいのです。

頬には脂肪を溜める組織があるので、標準体重を超えてくるとそこに脂肪が溜まります。ガリガリに痩せる必要はないので顔のお肉がちょっと少なくなるくらいダイエットしてみましょう。

ほほの肉があっても、若い時にはマリオネットラインはありません。40代との違いは肌の土台となるコラーゲン量もありますが、筋肉も衰えているからなので、刺激を与えて引き締まった顔にしていきましょう。

顔ヨガもいいですが、効率をよく顔の筋トレをするならEMS機能のある美顔器がおすすめです。イオン導入やクレンジング機能などと同時にEMS機能のある美顔器がたくさんあります。

垂れ下がってきた皮膚を持ち上げるようにトリートメントを行いましょう。保湿ケアにももちろん使えるので美顔器は1つあるとエイジングケアが順調に進められますよ。

マリオネットラインは「重さに耐えられないたるみ」なので、糸を入れて持ち上げるようなリストアップ治療が必要になります。数時間でできる手術ですが4本の糸を入れて30万以上という高額費用となります。

プチ整形といわれるボトックスやヒアルロン酸注射は効果がありません。ヒアルロン酸の注入については顔に重さが足されるので、余計にマリオネットラインが悪化することが多いそうです。ご注意を！