さつまいもは便秘解消に役立つ食材!レジスタントスターチ効果も

便秘解消

女性は筋肉量、ホルモンバランス、自律神経などの影響から男性よりも便秘になりがちです。若い時からずっと便秘という人もいれば、40代になってから便秘症になったという方も多いものです。

腸内環境やストレスの問題もありますが、40代になると筋力が徐々に低下してくるので運動もする努力も必要になってきます。筋肉問題は運動しかないのでどうにか頑張っていきましょう!

便秘が酷くなってくると便秘に効く食べ物をどっさりと食べたくなってきますね。便秘といえばサツマイモが思い浮かぶ方も多いのでは何でしょうか?このさつまいもが便秘に効くのは、食物繊維が豊富だからだと思われがちですが、実はそれだけではありません。

確かに食物繊維は100グラム中、水溶性食物繊維 0.5g、不溶性食物繊維 1.8gと豊富に含まれているのですが、それよりも便秘解消に注目したいものはヤラピンという成分にあります。

ヤラピンの働きと腸内環境

ヤラピンとはさつまいもに特有の成分で、切ったときに出てくる白い液体のことですが、実はこのヤラピンには、腸の運動を活発にし、腸内の便を送り出す蠕動運動を助ける性質があります。

また、便を柔らかくする性質も持っているため、豊富な食物繊維との相乗効果で便秘解消に効果があると言われています。

ヤラピンは皮のすぐ内側に多くある成分ですので、皮はむかずに、きれいに洗って皮ごと食べてしまうのが一番良いかも知れませんね。熱にも強い成分ですので、じっくりと加熱してしまっても大丈夫です。

皮も食べるさつまいもの料理といえば、焼き芋ですね。自宅ではおいしく作るのが難しいと思われがちですが、アルミホイルにくるんでから、オーブンやオーブントースターで40分くらい加熱するといい感じに焦げ間もついておいしい焼き芋が作れます。

味付けなしで食べられるのでカロリーオーバーもそれほど気にならない範囲です。食物繊維が多いので水分不足だと逆に便秘にもなりやすいため、お茶などを飲みながら食べるようにしてください。

注目のレジスタントスターチも豊富!

さらに、レジスタントスターチも見逃せない成分です。レジスタントスターチとは、別名難消化性でんぷんと称されるもので、未消化のまま大腸まで届くでんぷん質です。

そのレジスタントスターチが腸内細菌の作用により醗酵すると、善玉菌を増やす効果のある有機酸に変質します。善玉菌が増えると腸内環境が整い、便秘解消に役立つということは有名ですよね。

さつまいもが便秘に効く理由は、食物繊維、ヤラピン、レジスタントスターチの相乗効果によるものです。ただし、さつまいもの食物繊維は不溶性食物繊維ですので、水分補給をしっかりと行わないと、かえって便秘を悪化させる事になりかねません。食べる時に飲み物を十分に摂るか、調理の際には煮るか汁物に入れるかすると良いかも知れませんね。

こちらは余談ですが、さつまいもは炭水化物で高カロリーなイメージを持たれている方も多いようですが、実はそれ程高カロリーではありません。むしろご飯よりも低カロリーな上に、GI値も低いので、ダイエッターにも安心して食べて頂ける食材です。

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