このページでは脱毛の種類を紹介していきます。
ワックス脱毛について
脱毛エステの脱毛法の中では、もっとも古い起源をもつのが、ワックス脱毛です。古代ギリシアやメソポタミアなどでは、様々な素材の混合物で体毛を固めてはがすことで脱毛していました。
この脱毛法の利点は、比較的広い、しかも湾曲した部位も脱毛しやすいということです。ブラジリアンワックスというアンダーヘアーの脱毛に南米等露出度の高い服の文化がある国でよく好まれているものがあります。
また、光脱毛やレーザー脱毛等の、何回も通わないと脱毛できないものと違って即効性が高いということが長所です。あとは産毛など、色素が薄く光脱毛などでは上手く脱毛ができない、もしくは微調整が必要な物の脱毛も可能です。日焼けしていても色素は関係ないので、いいようですね。
ただ、毛母細胞ではなく毛根を抜くだけなので次に毛がまた出てきてしまいやすいことが問題です。ただ何回か脱毛していますと毛が柔らかくなって、薄くなっていきます。ちくちくしなくなるというのは大きな利点ですよね。
あとは注意しないといけないのはワックスによるアレルギーです。外国製のものは成分が強いので、日本人にはきついこともあります。体質にあったワックスを使ってくれる脱毛サロンを選びましょう。
エステで受ける場合、施術者の腕によって、痛みが違うということです。軽く叩かれるような痛みが他のものでも出てきますが、下手な人がやりますと、毛を引きはがすので痛いんです。あと剛毛で処理しない人はできない脱毛法です。
糸脱毛について
お顔の産毛に困っている方も多くそういった細かい部分の脱毛には糸脱毛という方法もあります。主にアジアで人気のある脱毛エステの方法で海外旅行に行ってから現地で行ってもらうことも多いですね。
この顔の産毛はまったく気にならないという方がいる反面、本当に細かい物なのですが、お化粧の邪魔になってしまう、毛穴が開いてしまうという悩みでいっぱい方もいます。実は産毛というのは脱毛エステの中では厄介なものなのです。
光脱毛やレーザー脱毛は、毛の色素に反応しますので、色素が薄いと出力の調整が必要なのです。できないということではないのですがやや時間がかかってしまいます。
そういう時にいいのが糸脱毛です。元は、中国文化圏で花嫁の支度として愛好されてきたものです。絹糸を指に絡めた術者が皮膚表面をこすって産毛を繊維でからめて抜くというものです。
ただ、手の型などが固定的だったので、今は西洋式のメソッドのスレッデイングというものが脱毛エステとして採用されています。講習もあって自分で覚えることも可能です。
糸脱毛の長所は、失明などの恐れが無く痛みが比較的少ないことです。抜くのが産毛ですし、絹の感触は負担にはなりません。シルクは肌に優しいのです。また、角質も一緒に取れて美肌効果も高い方法です。
ただし、剛毛には対応できません。また、ケロイドの方は刺激になって科が腫れてしまうということも心配されます。あとはワックス脱毛と同様に毛根のみ抜き去るので長時間の効果は、光脱毛のように出てはこないので、そのあたりのことはご注意ください。定期的に通って、必要な時に顔やうなじ等の糸脱毛エステを受ける方が多いです。スペシャルな日のための脱毛ということですね。
光脱毛について
フラッシュライト脱毛等ともいわれる光脱毛は簡単に言うとシミ、そばかすの原因などにもなるメラニンという物質に光を照射してその部分の毛根にダメージを与えて毛が生えてこないようにするのです。
日本人は温帯に住んできた民族で、この環境下では体毛が濃い茶、ブルネットや漆黒の状態になります。金髪や赤毛などのヨーロッパや北欧などに比べて明らかに、黒い体毛というのは色素が濃い=メラニンが多いということになります。
メラニン色素を破壊していく光脱毛は、メラニン色素の多い日本人にはもってこいの方法なのです。また肌が敏感だったり、弱いという場合が多いので、肌に刺激を与えない光脱毛はよい脱毛方法です。
ただ、デメリットとしては色素沈着が強い、とても日焼けしているお肌の場合など、肌色が濃い部分に光を照射すると火傷の原因になることから施術できないことがあります。
光脱毛は従来色素や細胞を破壊して再度無駄毛が生えてこないようにしていく方法です。以前は高温で毛根を破壊していましたので、痛みなどが多かったのですが毛が生えていくのを邪魔するジェルなどの併用で、低温、低刺激で脱毛していく手法も出ています。
こういった手法を採用すると時間がかかってしまいますが、肌に問題がある場合は、光脱毛の低刺激のものにしていくという選択肢もあります。脱毛器なども人気がありますが、事故防止のためやや出力が低いことが多いです。自分で脱毛できない、気になる部分は脱毛エステ、他は必要な時に自家処理ということも可能です。
レーザー脱毛と同じように光を利用した脱毛方法ですが、光脱毛の方が傷みが少ないので気持ちが楽です。逆を言うとそれくらいレーザー脱毛は激痛に感じる方も多いのです。
レーザー脱毛について
レーザー脱毛は、主に医療脱毛、美容外科などのメディカル系の施設で採用されている脱毛手法です。ダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーという特殊ものを使用して行われます。
光脱毛と同じように思われていますが、もちろん違いがあってレーザーを使用する方がパワーが強く使用する光も波長が違うのです。レーザー脱毛を行う場合は医療従事者が施術しないといけないことになっています。
無資格でレーザー脱毛を行ったというニュースなども聞いたことがあると思いますが、ちゃんとした施設で脱毛してもらうように注意しましょう。家庭用のレーザー脱毛もありますが、こちらは出力を相当下げて資格がなくても使用できるように開発された脱毛器です。
高額な施術費を払わずに、この家庭用のレーザー脱毛器を使えばいいじゃないかと思われるでしょうが、そのパワーは大きな差がありますから仕組みは同じだとしても別物の脱毛手法をとらえた方が無難です。
一般的に光脱毛よりもレーザー脱毛が強力というとらえられ方をされていますが、永久脱毛できると表記できるのは現にレーザー脱毛だけで光脱毛の場合は永久という表現はできずに「不再生脱毛」と表記する必要があるという違いもあります。
この2つの似ている脱毛方法ですがデメリットとして痛みが伴うことです。光の方は耐えられる痛みですが、レーザーはダメ!という方も多いです。かなりの衝撃を受けます。痛いのが嫌だという方は光脱毛のほうがよいでしょう。あまりの痛さに続けられなかったというのでは本末転倒、もったいないですから。