ニキビは思春期特有のものと思っている人も多いのではないでしょうか。その一方で、大人になってからニキビに悩まされるようになったりする人が多いのも事実です。思春期のニキビは男性ホルモンが多く分泌されるからと言われています。
そもそもニキビは毛穴に皮脂が詰まったり、それが原因で炎症を起こしてしまうことで起こる皮膚の病気です。男性ホルモンの影響や乾燥肌で皮脂が多く分泌されることで起こるのですが、ニキビは顔だけでなく皮脂が多く出る胸元や背中などにもできます。
40代に多い大人ニキビの原因は?
30代後半から40代にかけてお肌の状態が変わってきたと感じている方も少なくないと思います。なんだか顔色がさえない、肌がごわごわする、カサカサして小じわも増えてきたと実感することが多いようですが、この原因はほとんどの場合はお肌の乾燥にあります。
お肌にうるおいがなくなって水分量が低下してしまうと、肌を守るバリア機能が十分に機能しなくなるのでいろいろな肌トラブルがでてきてしまうのです。もちろん、大人ニキビもその肌トラブルのひとつです。
肌が乾燥してしまう原因はスキンケアが適当だからということも可能性としてはありますが、なんといっても加齢というのが大きいのです。これはどうしようもないと思われがちですが、年配の方でも美肌を維持している方もいらっしゃいますが、やはり保湿ケアが重要です。
もともと、乾燥しにくい肌質であればいいのですが、全員がそういったもち肌タイプではありませんから、お肌が求める保湿ケアをしてあげないといけません。うるおいが十分にある肌になれば、ニキビにもなりにくくなります。
洗顔は大人ニキビを防ぐ?
ニキビ予防には洗顔という考えがまだあるようです。もちろん、肌の汚れをきちんと落とすのは美肌への第一歩です。洗顔やクレンジングは丁寧に行いましょう。重要なのはこの後のスキンケアです。
洗顔後は皮脂がない状態ですから、お肌が突っ張って乾燥が強いのですぐに保湿スキンケアを行いましょう。このとき、保湿力のある化粧水と保湿クリームなどを使用するようにしてください。お肌の乾燥状態が短くなることで、乾燥が原因の大人ニキビや小じわができるのを防いでくれます。
ニキビの場所によって原因が違う
顔にできるニキビでもできる場所によって原因が違うこともあるんです。おでこにできるニキビの多くは髪の毛の刺激が原因となる場合もあります。また、シャンプーやリンスの洗い残しなども肌を刺激してしまいニキビの元に。また、胃腸の調子が良くない時には出やすくなります。
大きくなることが多い鼻にできるニキビ。これは紫外線のダメージなどでターンオーバーが乱れたり、ファンデーションの洗い残しによる毛穴の詰まりなどが原因となります。また、鼻をよく触ると汚れが溜まりやすくニキビの原因になることもあるようです。また、肝臓や大腸や肺の調子が良くない時には出やすいと言われています。
頬にできるニキビは糖分や脂分の摂りすぎの時に出やすく、胃腸の調子が悪い時に出やすいです。また、便秘をしている時や肝機能が弱っている時に出やすいと言われているんです。便秘もニキビ予防のためにもすっきりと解消していくようにしましょう。
口の周りは食べすぎてしまった時やビタミン不足などの時に出やすいと言われていますし、あごにできるニキビは寝不足やストレス、ホルモンバランスの乱れが原因と言われています。
このようにニキビもできる場所によって原因が違うので、それぞれに対処していく必要があるのです。