肌に合わない特定の化粧品を使ったら肌が痒くなったり、赤くなってしまう敏感肌。それまではなんともなかったのに、ある日急にお肌の弱さを実感することがあります。
自分の肌は敏感肌だと感じている女性はとても多いのだそうです。スキンケア用品などにも敏感肌用があるので使ったことがある人も多いと思います。海外コスメでも日本人用とされて刺激の抑えられた商品もありますが、日本人女性はお肌が弱い人が多いようです。
けれど、敏感肌とはどんな肌のことなのか知っていますか?実は、医学的に敏感肌という病名はないのだそうです。病気ではないけれど、肌トラブルが起きやすい肌のことを敏感肌と定義しています。
敏感肌の人の特徴というと、アトピー肌はもちろん、花粉などのアレルギー肌、紫外線で赤くなってしまう肌、化粧品などでかぶれたようになってしまう肌などが挙げられます。
他にも髪の毛の刺激でかゆみが出たり、季節の変わり目だけ肌が異常に乾燥してしまうなど、少しの刺激や環境の変化で肌トラブルを抱えてしまう肌のことを敏感肌と呼んでいるようです。
肌ケアとストレス対策を!
現代社会において敏感肌の人がとても多く感じるには理由があります。敏感肌となる原因の多くは乾燥にあるのですが、この乾燥するメカニズムは細胞と細胞を繋いでいるセラミドという成分の減少にあります。
セラミドが減少してしまうと乾燥するだけでなく、肌を守る力が弱まるためトラブルが出やすくなるのです。現代人の多忙な生活はストレスも多く、十分な休息を取れないことや食生活の乱れ、不規則な生活など肌には負担のかかることが多いのが実情です。
こういったことが重なり肌トラブルが出やすくなっているので肌のケアだけでなく自分自身を労わってあげることも考えなくてはなりません。
敏感肌を悪化させない方法
今、使っているスキンケア用品で敏感肌の状態が続いているのなら、まだ中身が残っていてももったいない!なんて考えずに、その化粧品たちは捨ててしまいましょう。(もちろん、誰かにあげてもいいのですけど。)
敏感肌になってしまう原因の多くはお肌に合わない化粧品です。刺激の強い成分が入っていたりてで、使うたびにどんどん悪化してしまいます。
敏感肌を治すには保湿ケアを十分に行い、肌が乾燥しない状態を保つことです。ですから、洗顔では肌の皮脂を取りすぎないものを使い、保湿ケアはセラミド配合のしっとりタイプ、できれば無添加の肌に優しいものを使うようにしましょう。
赤くなったり、ピリピリした痛みがある状態ならば、できればぬるま湯だけで洗顔する方がいいでしょう。脂分が気になる鼻のあたりだけ、洗顔料をちょっとつけるとか、油取り紙で対処してください。水では汚れは落ちにくいですが、ぬるま湯を使うことでほとんどの汚れは落とすことができますよ。
洗顔時の注意としては、洗う時にも、タオルでふく時にも決して擦らないで!ということです。そっとそーっと優しくケアしてくださいね。
メイク落としはどうすればいい?
朝の洗顔は洗顔剤を使わなくていいとしても、メイクを落とすにはどうすればいいのかが悩むところですよね。メイクをしっかり落とさずにいると肌ももっと荒れてきますし、老化も早まります。
敏感肌の場合は、クレンジングオイルやリキッドタイプ、ジェルは洗浄力が強いので不向きです。やさしい洗浄力のクレンジングミルクがおすすめです。クレンジングミルクでは、目元など濃いメイクが落ちにくいという場合は、ポイントメイクリムーバーを使うと解決できます。
そのほかには、ホホバオイルも敏感肌を傷めずメイクは落とせますが、オイルなのでべたつきが気になることがあります。オイルを落とすために洗顔石鹸を使うなら、クレンジングミルクをはじめから使った方がお肌の負担を軽減することができます。
セラミド配合化粧品がおすすめな理由
セラミドは肌を守ってくれる役目があります。肌が荒れた、敏感肌になっている状態は、肌の一番上にある角質層が乾燥で傷んでめくれたりして、そこから刺激物質が肌に入り込み炎症やヒリヒリを起こしているのです。
角質層を安定させてあげればいいのですが、角質層は角質細胞でできていて、その細胞の周りに角質細胞間脂質があります。この角質細胞間脂質の約4割がセラミドでできているのですが、セラミドが減ってくると角質細胞と角質細胞の間に隙間ができて肌が荒れてくるのです。
肌が荒れてきた、乾燥が酷くて敏感肌になってきたと感じたら、まずセラミドを補ってあげることで予防や改善することができます。優しい洗顔と、セラミド配合の化粧水やオールインワンなどで保湿ケアを行うだけで敏感肌は早く直すことができます。また、セラミドは保湿効果が高いですから、必然的に小じわや肌のクスミを予防することができますよ。
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