女性にとって、素敵なスタイルを維持するにはダイエットが必要不可欠。でも、中々ダイエットに成功せず途中で挫折する方も多いと思います。
そんな方々の中には、便秘がちな方が多いんです。ダイエットと便秘には大きな関係があるんです。便秘になると、そのまま体重が増えたり、ポッコリお腹になってしまうだけでないんです。
ダイエット中には食物を制限したりとさらに便秘になりやすいような食生活を送ってしまいがちになるので注意が必要です。
便のせいで消化不良に
便秘になると、腸の中には便が溜まってしまいます。腸では、摂取した食べ物を消化・吸収する役割を担っています。便の溜まった状態の腸では、動きが悪いので消化がとても悪くなってしまいます。
そして、きちんとした栄養素がうまく吸収されないのです。となると、いくら体にいいとされてり、痩せると言われるものをとっても意味がないんです。
その上、消化に時間がかかるので酵素などの変化しやすい物は取れずに、余分な糖分・脂肪分ばかりが吸収されてしまいます。
その脂肪分たちは、お腹のぷよぷよ=皮下脂肪として蓄積してしまいます。そんな循環ですから、いつまでたっても痩せられないということが続きます。
消化不良の腸は毒だらけ
消化されずに残った物や、腸に溜まった便はそのままにしておくと、やがて腐ってきてガスや毒素を排出するようになります。便秘が続くと、ガスのせいで膨満感があるのはそのせいです。
その悪い者たちをいい状態にしようと、体の内部ではいろんなところで力を使います。そのため、本来ならば脂肪を燃やしたり、体を動かしたりで使われる力が出ないんです。
いわば、体の内部がお疲れ状態です。とても、ダイエットに使う力は残っていないという感じです。これは、代謝が低下しているということです。年齢とともに下がってくるだけの代謝量と思っていましたが、こんなところでも低下状態を起こしています。
ダイエットが成功できないままに悩んでいる方は、これで理由がわかったと思います。でも、どうやったら腸内環境を整えて毎日すっきりと排便できるかが太りにくい体質を作る鍵になってきます。
40代以降の便秘解消のために
一般に販売されている健康食品の中にも便秘解消になるもの、腸内環境を整えるものがたくさんあります。身近なところでも、テレビのCMなどでご存知かと思いますが、ヨーグルトでも腸内環境を整える製品があります。
ヨーグルトの場合は乳酸菌を摂取するという方法ですが、大腸の蠕動運動を活発にさせるには食物繊維が役立ちます。ごぼうやこんにゃく、わかめ、大麦、玄米など手軽に取れるものにも多く含まれています。食物繊維は腸内の善玉菌を増やしてくれる働きもあり便秘解消にはぴったりな成分です。
また、忘れがちですが水分を十分に取ることも重要です。特に食物繊維をたくさん摂取すると水分が不足していると便秘解消どころか逆に便秘が悪化してしまうこともあります。食物繊維が排便に役立ってくれるには腸でちゃんと働いてくれるように水分が必要不可欠なのです。
最後に40代にもなると運動、スポーツを若い時から続けているという方でも徐々に筋肉がつきにくくなり、運動をしないとすぐに筋肉が落ちてきます。排便には腹筋などの筋力も必要なのです。
乳酸菌、食物繊維、オリゴ糖など便秘解消に効果があるというものを試してもぱっとした効果が得られない場合は、腹筋を鍛えるなどを同時に行うことをおすすめします。