ホルモンバランスが崩れやすくなるので40代女性は便秘が急に酷くなることもあります。胃腸の健康が損なわれると、どうしても体調管理がめちゃくちゃになりがち。
便秘そのものが病気な訳ではないのですが、便秘によって食物の消化が阻まれ、それが病気に繋がる事も多々ある事なのです。
もちろん男性も便秘になることはありますが、ホルモンバランス、自律神経の乱れなどの影響で女性のほうが圧倒的に悩んでいる人が多いのが現実です。
最近は便秘を解消する為の乳酸菌がよく販売されています。しかし、何も考えずにただ乳酸菌などを摂取しているだけでは、なかなか便秘の改善には至りません。
善玉菌を増やす乳酸菌で便秘解消
乳酸菌には様々な働きをする物がありますが、その中でも善玉菌という胃腸を整える物が多いのが特徴です。さらに、乳酸菌の種類は莫大な数ありますが、自分の体調に一番合うものを摂取するのも効果的な方法なのです。また、乳酸菌はそのままではとても弱く、胃腸に届く前に機能が失われる物も多くあります。
ですから乳酸菌の種類や特性を確かめた上で、胃腸にまで到達する種類の物をなるべく選ぶ事がベストなのです。BE80株やBB536株、シロタ株などは胃腸まで到達する乳酸菌としても知られています。さらに、LB81乳酸菌は便秘を改善する事に関しては効き目があると言われています。
この他に乳酸菌には整腸作用やアレルギーの予防など、様々な効果がありますので、便秘の予防と並行してさらに健康への効果を得る事ができます。もちろん、このような乳酸菌のサプリメントを摂取する事は重要な事ですが、食事から乳酸菌を摂取する事も便秘の予防の為には必要な事です。
ヨーグルトなどはよく知られている乳酸菌ですが、漬物などの発酵食品や、日本では大豆加工品を熟成させた醤油や味噌にも含まれているのです。ですから、サプリメントと一緒に、このような乳酸菌の入った食物を一緒に摂取していく事が、やはり便秘の予防には有効なのです。
乳酸菌・ビフィズス菌の効果
乳酸菌やビフィズス菌の効果というとやはり一番に思いつくのが腸内環境を整える、便秘解消があげられますよね。乳酸菌はそれ以外にも健康へのよい効果がいっぱいなんです。
人の腸の中には多くの種類の腸内細菌が住んでいます。100種類以上もあるとされているこの菌は、もちろんすべてが健康を守ってくれる善玉菌ではありません。
善玉菌の逆に健康被害を与える可能性もある悪玉菌や、どういった働きをしているのはわかっていない菌も存在していますが、悪玉菌が増えてくると腸内環境が乱れて健康によくない影響が出てくるのです。
乳酸菌やビフィズス菌は善玉菌を増えるように働き便秘や下痢などをしないように調整してくれます。
腸は人間の体にとって外界からのウイルスなどが入らないようにするフィルターでもあり、健康のためにとても重要なのですが、腸内の環境が悪くなってくると便秘、下痢以外にも病気を引き起こしたりもします。
良く知られているところでは花粉症、鼻炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー、癌、コレステロール値の悪化、免疫力の低下などがあります。腸内環境が整って働きが良くなればこれらの病気、症状も予防、改善される可能性が高いのです。
乳酸菌はインフルエンザにも効果が期待できる
最近では乳酸菌が免疫力を高めるということでインフルエンザの季節になるとよく話題として取り上げられることがあります。インフルエンザの予防には日ごろから乳酸菌を取っておくことが必要です。
ウイルス、病原体が体内に侵入してきた場合に感染を防ぐNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きを良くすることで感染の予防になり、またもし罹ってしまっても重症化しないなどのメリットがあります。
便秘解消するだけでもデトックスなどいろんな健康効果は期待できますが、もっと健康的な生活を送るためにも積極的に乳酸菌を取るようにしたいものですね。
乳酸菌と食物繊維で便秘解消パワーアップ!
便秘解消のために乳酸菌と同じくらい人気のある成分というと食物繊維がありますよね。この食物繊維はほとんど消化されないために大腸壁を刺激するので便意が起こりやすくなるといわれています。
食物繊維で便秘解消しようとすると1日に20g程度は取らないといけません。そして、注意点としては水を吸収する力が強いので水分を多くとらないと逆に便秘になってしまうという事があります。
乳酸菌 + 食物繊維で相乗効果がある
この食物繊維ですが実は乳酸菌にもいい影響を与えてくれるのです。食物繊維は腸の中では乳酸菌のエサになってくれるのです。エサが増えたことで乳酸菌はどんどんと仲間を増やしていきます。
野菜を食べないと便秘になるというのもこういった流れを阻害されてしまっていることも1つの要因です。肉中心のタンパク質、脂質が多く食物繊維が少ない食生活ですと乳酸菌のパワーを増やすことができないんです。
乳酸菌で便秘解消する場合には食物繊維の多い食べ物を食べるようにしていくとさらに便秘になりにくく、便秘解消にも早く効果が現れますよ。
食物繊維の多い食べ物
- 大豆、おから、納豆(全部、大豆ですが・・・。)
- 海苔
- りんご
- サツマイモ
- さやいんげん
- かぼちゃ
- 牛蒡
- 干し大根
最近おやつにプルーン食べてるんだけど、これが私にすごく合ってたみたいで便秘にめちゃくちゃ効く…薬より効いた…美味いし今年買って良かった大賞優勝! pic.twitter.com/SHjJ0dq3qS
— いぬみ (@ksms193) December 10, 2020
ドライプルーンも食物繊維の多いフルーツです。(生のプルーンが含む食物繊維は100g中1.9g)
便秘の原因
便秘になってから下剤を使ったりしてもやはり何時間も苦痛に耐えないといけません。まず、便秘にならないように常に予防しておくことが大事です。
食生活や生活リズムを考えてみると、便秘を引き起こしてしまっていた原因が分かってくることがあります。
野菜嫌いな場合
野菜を食べないと食物繊維が不足しがちです。食物繊維は便の量を増やして便意を感じやすくしたり、便の通りを良くするので、食物繊維が豊富な食品を摂取するとよいです。
少食の場合
食べる量が少ないと、必然的に便の量も減ってくるのです。できるだけ、三食きちんと食べるように心がけてみましょう。
水分不足
水分を沢山取らないと、便が硬くなり腸内を動く時に痛みが出てきます。目安として1日に1.5リットル程度は無水分を摂るようにしましょう。
運動不足
運動することで、腸の働きにも作用します。歩くことや腹筋を鍛えることも運動効果となります。
便秘解消の体験談
食物繊維と乳酸菌でお腹の調子がよくなった(るいさん・31歳)
便秘に悩まされている人は多いと思いますが、私もその一人です。以前、胃を悪くして病院にかかったところ、便秘も原因の一つになると言われて、便秘薬を処方してもらいました。水をたっぷり飲むようにと言われてそのとおりに飲んだところ、激痛が。
いくら便秘が解消されても、あの激痛に耐えるのは無理ですし、そもそも体にいいとは到底思えません。結局私が辿り着いたのは食物繊維と乳酸菌を一緒にとることでした。とはいえ毎度の食事で食物繊維を意識して取ることは難しいので、手っ取り早くですが野菜ジュースで補うことにしました。
しかしこれが結構効果があります。特に普段から野菜不足、栄養不足を実感している人ならば、手軽に飲める野菜ジュースはおすすめだと思います。もし自分で野菜とジューサーを用意できるのなら、自家製生野菜ジュースを作ってみるのもいいのではないでしょうか。
それに加えて私は乳酸菌の多いという種類のヨーグルトを朝食にしています。ヨーグルトを食べるようにしてからは便秘だけでなくお腹の調子全般が安定してよくなった気がしています。どちらも色々な味が出ていますから、食物繊維の含有量はもちろんですが、長く続けられるものを選んだほうがいいです。腸内環境を整えて、食物繊維と乳酸菌を補う、という今のスタイルが、私に合っているのだと思います。
便秘の解消方法っていろいろ(ナツさん・38歳)
私の便秘解消法は、ヤクルトを毎日飲むことです。今までたくさんの食べ物で試してきましたが、一番よく効いたのはやはりヤクルトです。食物繊維が多いと言われるバナナやキャベツ、ゴボウにさつまいも、ヨーグルトなどたくさん食べましたが、あまり効果がある食べ物はありませんでした。
以前からヤクルトは飲んでいたのですが、毎日切らさずに飲むことはありませんでした。しかし、毎日きちんと飲み続けることで、腸の調子がよくなり、快便へとつながりました。あとは、水分補給が大切だと思います。冬は特に意識して水分をこまめにとらないと、便秘につながります。
そして、朝のちょっとした体操も腸を活発にしてくれる手伝いをしてくれます。実は子供も頑固な便秘もちで生まれた時から今までずっとです。子供は何を食べても、体をたくさん動かしても全く便が出ることがなく、浣腸したりしていました。そのたびに泣くので、かわいそうに思い、病院へと駆け込みました。
処方された薬は酸化マグネシウムだけでしたが、ずいぶんスムーズに3日おきくらいに便が出るようになりました。子供と大人の便秘はまた少し違うのかもしれませんが、体によいことを続けていくことが大切だと感じました。