便秘を解消するために食物繊維を多く摂るなどして食事にも気を配っているのに、なかなかその効果が現れないままで困っているという方も少なくありません。
そういった方は、食事への配慮と並行して、毎日の運動を便秘解消のための習慣としてトライアルに加えてみてはいかがでしょうか。運動といっても、ハードに肉体を酷使する必要はありません。ストレッチやウォーキングといった運動を、つらくならない程度の負荷で行ってみてください。
簡単な運動でも便秘解消に!
特にウォーキングは新陳代謝を高める効果があると共に、腸のぜん動運動を活発にしてくれますので、その後の自然なお通じが期待できます。
こうした無理のない適度な運動を取り入れた便秘解消法ですが、さすがに単にストレッチやウォーキングを一度行った程度では、はっきりとした効果というものを感じることが出来ないかも知れません。
そもそも運動によって便秘しやすい体質を変化させていくことに主眼があるわけですから、たとえ一日のスケジュール的に短時間しか運動に携われなかったとしても、しばらくはそれを出来れば毎日継続してみてください。いずれ必ず腸の動きに変化が生じ始めるはずです。
毎日運動することに面倒さを感じるかもしれませんが、これも個人差があってウォーキングを1日しただけでも夜には「便意が来た!」という方もいます。人それぞれで便秘解消になる運動にも違いがあるので、ぜひ1度試してみてください。速攻で効果が出るかもですよ!
腹筋を鍛えてみよう
便秘に悩んでおられる方は、腹筋を鍛えるということも視野に入れつつ運動に取り組んでみてください。腹筋を鍛えることによって、便を腸から排出する力を強くしていくことができます。
腹筋も運動をしないでいると筋肉が痩せてきますが、確認方法としては座って前屈してみるとわかります。足を前に伸ばして座ってから、上体を前に倒して前屈すると思った以上に「体が硬くなっている」と実感したなら腹筋が弱っているかもしれません。
前屈して手がつま先に届かない場合には、筋肉がキュッと縮む力が弱くなり体が前にいかないというのが大きな原因でもあるからです。
腹筋を効果的に鍛える
馴染みのある運動である、腹筋ですがこちらに関してもやはり無理は禁物です。力を込めて上半身を起き上がらせる腹筋運動が有名ですが、過剰に力を込め過ぎて、首や背中を痛める恐れがあります。
上半身全体を完全に起き上がらせるのではなく、ゆっくりとした感覚でへそ周辺が視界に入る感じに頭部を起こす程度でも腹筋は鍛えられます。
この時、腹部の筋肉を意識しつつ、運動を行うのが重要です。いずれにしても、「身体への負荷はあくまでも適度に」という前提を忘れないようにしてください。
運動をした時に気をつけたいのは水分の摂取です。それほどにキツイ運動でなくても体を動かすと思いのほか水分が失われています。水分が少ないと便秘が悪化しますから運動後にはしっかりとお水を飲むようにしましょう。