便秘に悩まれている方には、便秘解消に効果的なお茶に興味があったり、毎日飲まれている方も多いでしょう。便秘に効くお茶の種類は様々ですが、薬膳茶としても知られているどくだみ茶なら便秘解消だけでなく、他にも優れた効能を発揮してくれます。
便秘解消効果としても、どくだみ茶はデトックス効果が一番に挙げられるほどなので、試す価値のあるお茶と言えるでしょう。今回は、そんなどくだみ茶の便秘解消効果とその他の効能、注意すべき副作用、手作りどくだみ茶についてご紹介したいと思います。
便秘解消に効果のあるどくだみの緩下作用とは
どくだみには体の中の毒素を排出する解毒作用、いわゆるデトックス効果が高いことで知られています。この解毒作用は、利尿作用と緩下作用の二つの作用から成り立つものです。
その中でも便秘解消に関わるのが緩下作用です。緩下作用とは、簡単に言うと便通を良くする作用のことで、これはどくだみに含まれる成分のクエルシトリンによって作用します。
クエルシトリンは便を柔らかくするので、便の出が良くなって便秘解消に繋がります。どくだみ茶の便秘解消効果は緩やかに効くものなので、毎日飲んで自然に便秘を解消していきたいですね。
効能と気を付けるべき副作用
どくだみのデトックス効果により、老廃物が排出されて血液が浄化され、ニキビなどの肌荒れが改善されます。そしてデトックス効果で体質が改善され、アトピー性皮膚炎や花粉症の症状緩和も期待できるほどです。
その他にも十薬と呼ばれ、十以上の効能があるというどくだみにはたくさんの効果があり、例えば毛細血管が強くなるので動脈硬化の予防ができます。
また、血圧をコントロールするため、高血圧も予防してくれます。他にも様々な生活習慣病の予防や、むくみの解消、生理不順や生理痛の改善にも効果があります。
そんなどくだみ茶で気を付けなければならないのが、どくだみ茶の副作用です。どくだみ茶は飲み過ぎると緩下作用のため下痢になってしまうかもしれないので、ご注意ください。
そして、どくだみ茶にはカリウムがたくさん含まれているので、腎機能が低下している方は高カリウム血症を引き起こす可能性があります。これは命にも関わる病気ですので、十分にご注意いただきたいです。
手作りも簡単!どくだみ茶の作り方
どくだみ茶は市販のものだけではなく、簡単に手作りすることもできます。どくだみの花が咲く5月から7月頃に、地上部を根元から刈り取ります。
水でよく洗ってから束ねて軒下などに吊るし、数日間乾燥させます。乾燥したら細かく刻んで缶などに入れて保管しておきましょう。
どくだみは独特の臭いが気になる方も多いでしょうが、乾燥することで臭いも和らぎます。それでも飲みにくい人は他のお茶とブレンドしたり、冷やして飲むと良いでしょう。