乾燥が進んだ肌は敏感に傾きがち。そんな乾燥性敏感肌にはホホバオイルがおすすめです。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、アミノ酸、ミネラル、天然トコフェロールなどが豊富なオイルです。ホホバオイルをスキンケア用品として使う方法やメリットなどを紹介しますね。
ホホバオイルは低刺激で保湿効果も高い
ホホバオイルは砂漠地帯に生息するツゲ科多年草の植物の種子から抽出されるオイルです。暑さに強く乾燥の厳しい状況でも水分を保つことができる、そんなホホバから抽出されたオイルは砂漠からの黄金の液体とも呼ばれ、古くから髪の毛のケア、肌の保湿ケア、食用、やけどなどの治療に使われてきました。
酸化しにくい性質をもつため、防腐剤を入れる必要はなく、ホホバオイルの主成分であるワックスエステルは人の皮脂に似ているため、肌になじみやすいのが特徴です。低刺激で、敏感肌の方でも使いやすい天然由来のオイルです。
ホホバオイルの種類について
無精製のオイルは黄金色、精製オイルは無色透明です。無精製のオイルはゴールデンホホバオイルと呼ばれ、ビタミン、ミネラルがより豊富であり、独特のホホバの香りがします。
精製オイルは脱臭脱色工程を経て純度を高めたオイルです。ビタミン、ミネラルは精製の過程で失われてはいますが、肌トラブルを起こしにくく、中にはハイグレードのホホバから圧搾され、後に失われた有効成分が添加されているものもあります。よって、精製オイル=低グレード、というわけではありません。
また、無色透明なホホバオイルはニオイがしないため、化粧品、ヘアケアの配合に向いているというメリットもあります。つまり、どちらかが優れている、というわけではなく、目的や用途によって選んだり、自分の肌に合ったオイルを見つけるのが一番なんです。
しかし、初めてホホバオイルを使う場合の選び方として、基本的には安価なグレードの低いものよりもグレードの高いオーガニックなどを選ぶのが無難ともいえます。
ホホバオイルをスキンケア用品として使う
乾燥肌には保湿ケアが重要で、保水後に水分が逃げないように油分で覆う必要がありますがその油分としてホホバオイルを使用することが多いです。
乾燥肌になると刺激が強いコスメを使用すると染みたり、肌が炎症したり痒みが出るなどが起こりやすいのですがホホバオイルはその点、低刺激なので使いやすいのです。
クレンジングとして使用する場合
まず最初にホホバオイルを手に取り、メイクになじませます。(ウォータープルーフの落ちにくいメイクをしている場合は、ポイントメイク用のクレンジングであらかじめ落としておくと◎)その後洗顔料でオイルをきちんと洗い流します。メイク汚れを含んだ油はきちんと落とすのが大切です。ふき取りだけでは肌のくすみの原因に…。
化粧水の前に使用する
化粧水の前にブースターとしてホホバオイルを使う方法です。少なめのホホバオイルを手のひらにのばし、手のひらでオイルをあたためたら顔全体を包み込むようにしてホホバオイルを肌になじませましょう。その後、通常通りのスキンケアを。
化粧水の後に使う方法
化粧水で肌を整えた後、3、4滴のホホバオイルを手に取り、顔の内側から外側に向かってのばします。乳液やクリームにホホバオイルを混ぜて塗るのも◎です。あくまでも肌をこすらないように、やさしくマッサージしながら塗りましょう。化粧水の前後、両方にホホバオイルを使うのもアリなんですよ。自分に合った方法を見つけるといいですね。
マッサージにホホバオイルを使う方法
クレンジング後の清潔にした肌にホホバオイルを使用してのマッサージもおすすめです。お風呂に浸かりながらホホバオイルを手に取りマッサージ。マッサージの後は蒸しタオルでふき取るか軽く洗い流しましょう。力を入れ過ぎるとシワの原因になるため、すべらせるように軽く、がポイントです。ボディの乾燥が気になる場合は、バスオイルとして使うのもおすすめです。ボディマッサージにもホホバオイルは有能ですよ。
コスパが高く、まさに万能!と言われるほどいろいろな用途で使えるホホバオイル。その保湿力、安全性の高さは本物です。ホホバオイルを上手に使って、乾燥肌を改善し全身うるうる肌を目指しましょう。もっちり肌、も夢ではありません。
ホホバオイルを使う時の注意点とは
他のオイルにもいえることなのですが、どれだけ衛生的に作られたいい品質のものであっても稀にアレルギー反応が見られることがあります。
塗った部分が痒くなったり、赤く炎症する、脂漏性湿疹になるという可能性が全くないとは言えません。化粧品の場合はアレルギーテストもありますが、それでも肌に合うあわないが出てきます。
ホホバオイルは顔に使う前に脚、腕などでパッチテストをすることをおすすめします。お肌に異常を感じた場合は使用を注意するようにしてくださいね。お肌に合えば保湿に役立つオイルなのでより安全に使えるようにしていきましょう。