お馴染みの麦茶にも便秘を解消する働きがある?

便秘解消

便秘解消に、麦茶が効果的だということをご存知ですか?コーヒーや緑茶と違って、麦茶は完全なノンカフェインです。そのため、小さいお子さんや妊娠中の方でも安心して飲める麦茶ですが、実は、想像以上にさまざまな効能があるのです。そのひとつが便秘解消です。

麦茶は安価な上に、栄養価の高い、高機能で健康によい飲み物です。麦茶を飲めば薬を使わずに、安全に排便を促すことが可能です。

食物繊維で便秘解消

麦茶は、数少ない食物繊維のとれるお茶と言われています。麦茶のパックに入っているのは、焙煎した大麦です。そしてこの大麦には、便秘解消に効果的な食物繊維が豊富に含まれています。実に白米の17倍、玄米の5倍もの含有量なのです。

ただし、抽出して麦茶として飲む場合は、食物繊維はかなり少なくなってしまいます。食物繊維を麦茶から最大限に摂取したいときは、大麦を細かく砕いて、紅茶や緑茶の葉の代わりに、手作りのマフィンやクッキーの材料として使うのがおすすめです。

香りでリラックス

実は麦茶の効能は、香りそのものにもあります。麦茶の香りの成分は、大麦を焙煎したときに発生するピラジンというものです。このピラジンには、ストレス解消やリラックス効果が期待できます。

そして便秘の原因のひとつに、ストレスによる自律神経の乱れがあります。自律神経が乱れてしまうと、腸のぜん動運動が低下して、便を押し出すことが難しくなってしまいます。

麦茶の香りでリラックスして、自律神経のバランスを整えることが、便秘解消に一役買ってくれるわけです。

水分摂取できて便が柔らかく

便秘解消のための水分摂取の目安は、一日2リットルが理想です。しかし、ここで気をつけたいのが、カフェインの入った飲み物です。

カフェインには強い利尿作用があるため、せっかく摂取した水分が大腸まで届かないうちに、尿として排出されてしまいます。

ミネラルが豊富でノンカフェイン・ノンカロリーの麦茶ならこういった作用もないのでちゃんと水分を吸収することができます。冷たい状態の水分をたくさん飲んでしまうと身体を冷やしてしまい、血行不良を招いてしまうので、常温かホットで飲むのがおすすめです。

便秘による血行不良を改善

麦茶には、血行不良を改善させる作用のあることが、農林水産省などの研究で明らかになっています。便秘になると、腸の中にたまった便が腐敗し、有害な物質を発生させるようになります。

この有害な物質は血液に溶け出して、血液をドロドロにしてしまい、血行不良が起こります。その血行不良を、麦茶が解消してくれるのです。

夏の定番と思われがちな麦茶ですが、便秘解消以外にも、むくみや肌荒れの改善など、本当にたくさんの効能を持っています。

女性の多くが便秘に悩み、便秘であることが当たり前になってしまっている方も少なくありません。しかし便秘は、身体のどこかに不調が表れていることのサインです。たかが便秘とあなどらずに、まず麦茶を飲むことから始めてみましょう。

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