ポリフェノールが含まれている食品と言えば、赤ワインやチョコレートなどが有名ですよね。ポリフェノールと聞くと、何となく健康に効果がありそうだというイメージはあるかと思いますが、実際はどのようなものなのでしょうか。
ポリフェノールには、強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が発揮されます。しかし、ポリフェノールの効果は美容だけでなく、脂肪燃焼効果もあり、ダイエットの強い味方となっているのです。
今回はポリフェノールの脂肪燃焼について、ご紹介していきたいと思います。
自然界に4000種類以上もあるというポリフェノールとは
ポリフェノールとは、植物に含まれる天然成分で、苦味や渋味をもたらしている成分です。ポリフェノールは、実は自然界に4000種類以上もあると言われていて、それぞれ植物を厳しい環境から守り、若い細胞を作り出す役割を果たしています。
これが、ポリフェノールの抗酸化作用で、体の錆びつきの原因となる活性酸素を除去してくれ、アンチエイジング効果を発揮してくれるのです。
この抗酸化作用は全てのポリフェノールに共通する効能ですが、それ以外にも植物それぞれの環境に合わせてポリフェノールには様々な働きがあります。
その一つが、ポリフェノールの脂肪燃焼効果です。ポリフェノールが含まれる代表的な食品、赤ワインに含まれるエラグ酸にも、肝細胞内の脂肪酸の代謝を促進させるという脂肪燃焼効果が確認されています。
脂肪燃焼効果の高い烏龍茶ポリフェノールとは
ポリフェノールの中でも、高い脂肪燃焼効果が期待できるのが、緑茶などに含まれているカテキンです。そして、そのカテキンを発酵の過程で重合し、非常に濃厚なカテキンとなったのが烏龍茶ポリフェノールです。
烏龍茶ポリフェノールは、肝臓の脂肪燃焼を促進し、継続的に摂取することで体脂肪を減らしてくれます。内臓脂肪を燃焼させる食品として、食事の時に一緒に摂取したいものです。
また、運動前にポリフェノールを摂取すれば、運動時の脂肪燃焼効果をアップさせることができます。しかし、カテキンや烏龍茶ポリフェノールは摂りすぎると胃腸に障害をもたらす可能性があります。胃に負担をかけないよう、なるべく食事と一緒に摂り、飲み過ぎには気をつけましょう。胃弱の場合には飲む量に特に注意しなければいけません。
また、ダイエット効果が烏龍茶よりも高いプーアール茶には重合カテキンというポリフェノールが含まれています。ノンシュガーで飲めるお茶はダイエットに一番有効な飲み物と言えますね。
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コーヒーにも脂肪燃焼効果のあるポリフェノールが
ポリフェノールを含む飲み物としては、赤ワインやお茶が代表的ですが、実はコーヒーにもポリフェノールが豊富に含まれています。
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しかも、コーヒーに含まれるコーヒークロロゲン酸は、脂肪燃焼効果のあるポリフェノールです。海外では、コーヒークロロゲン酸を使用したサプリメントが開発されていて、脂肪燃焼効果が確認されています。
日本でも、コーヒーの脂肪燃焼効果に注目が集まっていますがサプリはあまり人気がないようです。ポリフェノールは水に溶けやすい性質のため、飲料として摂るのが効果的とされています。
クロロゲン酸はインスタントコーヒーよりも、ドリップのほうに多く含まれています。しかし、手軽に飲めるのでインスタントでもちゃんと含まれていますから無理にドリップに変更するなどはしなくても大丈夫です。
ドリップでもインスタントでも脂肪燃焼効果を得たい場合には、熱湯でコーヒーを入れないようにしてください。クロロゲン酸は熱に弱く80度以上の熱湯では効果が半減してしまいます。
また、烏龍茶と同じくコーヒーも体質に合わないということがあり胃が荒れる、胃痛を起こすことがあります。ダイエットに活用する場合は、早く結果を出したいために飲み過ぎてしまうことがありますのでご注意くださいね。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノール
チョコレートに含まれているので一番手軽に摂れるポリフェノールともいえるでしょう。小腹がすいたときにもちょっと一口・・・と食べることができます。
チョコレートのカカオポリフェノールは難消化性のカカオプロテインとの相乗効果で、便秘解消、デトックス、動脈硬化の予防、高血圧予防、アレルギーの改善に効果が見込めます。
ただし、商品によっては乳脂肪分や糖分が多く高カロリーになるので高カカオのチョコレートを選ぶようにしましょう。少し苦いですが慣れてしまえば甘すぎずすっきりしておいしいですよ。
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